【 介護の資格|通信課程と通学課程の違い 】
資格取得の講座と対策講座の違い
介護資格のスクール(講座)は沢山の種類がありますが、大きくは講座修了後に資格が取れるものと資格を取得するための試験を受けるために受講する対策講座に分けられます。
■【介護職員初任者研修】、【介護職員(介護福祉士)実務者研修】
→ 講座修了後、資格が付与
■【介護福祉士】、【ケアマネジャー】、【福祉住環境コーディネーター】、【介護事務】
→ 別途試験を受ける。試験に合格するための対策講座
通信課程と通学課程の受講時間・期間の違い
ここでは講座修了後に資格が付与される『介護職員初任者研修』と『介護職員(介護福祉士)実務者研修』の通信課程と通学課程の違いのお話をします。
■介護職員初任者研修
受講必須時間:130時間+1時間程度の修了試験(筆記)
・【通信制(課程)】
通信課程といっても全ての授業を自宅で学習できるわけではありません。上記の必須時間(130時間)の内、最大40.5時間までを自宅学習で行うことができ、すなわち89.5時間は学校に通学(スクーリング)することになり、一般的には11~16日間の通学が必要となります。
例えば毎週1日通学のスクールですと資格取得(受講修了)まで3~4ヶ月間程度となります。短期集中のスクール(週に3~4日通学)ですと約1ヶ月間で資格取得となります。
・【通学制(課程)】
通信課程とは違い全ての受講必須時間(130時間)を通学(スクーリング)して資格取得を目指します。
通学制の講座は週に3~5日間程度の通学カリキュラムが多く、資格取得まで約1~3ヶ月間となります。全ての授業を通学で受ける事ができるため知識・技術の習得がしやすいというメリットがありますが、通学の日数が多いため時間の都合をつけるのが大変、また受講費用が高いなどのデメリットもあります。
■介護職員(介護福祉士)実務者研修
受講必須時間:450時間+医療的ケア講義・演習16時間
※ヘルパー2級・初任者研修既取得者:320時間+医療的ケア講義・演習16時間
※ヘルパー1級既取得者:95時間+医療的ケア講義・演習16時間
※介護職員基礎研修既取得者:50時間+医療的ケア講義・演習16時間
・【通信制(課程)】
実務者研修に関しても通信課程だからといって全て自宅学習というわけではありません。また、現在持っている介護の資格によっても上記の必須授業時間のように受ける授業の時間数は異なります。実務者研修の特徴としては、ほとんどの授業を通信(自宅学習)で行えるという点です。
基礎研修以外の資格取得者または無資格者は受講するスクールにより異なりますが、通学での授業時間は45時間+医療的ケア講義・演習16時間となり8~10日間程度となります。 ただし、自宅学習の時間が無資格者の場合405時間、初任者研修(ヘルパー2級)で275時間、ヘルパー1級、基礎研修で50時間必要となり、自宅でかなりの時間の自己学習が必要となります。資格取得までの期間はおおよそ6ヶ月間となります。
・【通学制(課程)】
通信生(課程)とは違い上記の受講必須時間(所有資格によって異なる)を全て通学(スクーリング)で行うことになり、約半年間の通学が必要となります。
■介護福祉士、ケアマネージャー対策講座
介護福祉士、ケアマネージャーは国家資格(公的資格)となり、講座を受講するだけでは取得することができません。年に1回ある試験を受験し合格する必要があります。
試験に合格するために勉強法やテスト対策を学ぶのが対策講座と呼ばれるものとなります。
受講期間は1日~6ヶ月程度までと幅広くあり、それに伴い受講料も大きく変わってきます。
また、通信式(DVDで自宅学習)のものや実際に学校に通う通学式の物など種類が様々となりますのでしっかり資料請求をし比較検討しましょう
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